授業者の優しい眼差しと声かけが子どもの安心感、学びの安心感を生んでいるように感じました。
また、様々な問い返しにより、考えが広がったり深まったりする姿も見られ、とても楽しく参観することができました。
素敵な授業提案をありがとうございます。
質問です。
〇拍手について
一つ一つの表だった発表等に対する拍手は必要なのでしょうか。形式的な雰囲気を強く感じました。
〇板書について
子どもの考えのつながり、関係性等がよくわかる板書でした。「主題名」とありますが、子どもはこの言葉の意味を捉えているでしょうか。捉えていないのであれば、提示する必要はないのかなとも感じました。
〇問いについて
問いを事前に紙に書き、提示することは、子どもにとって考えたいと思う問いとなるのでしょうか。授業を創る授業者として、いくつもの問いを事前に準備することは必要です。ただ、子ども自身が授業で創る問いを考える場面もあるとよいかと感じました。
〇グループ活動について
グループ活動後の子どもの姿から、グループ活動が必要だったのかと疑問に感じました。仮にグループ活動をカットした場合、時間が生まれるため、新たな問い返しによって、考えを広げたり、深めたりできるのかとも思いました。
終わりに、最初から最後まで、先生の言葉はとても優しく、そして丁寧で、子どもとの関わりが温かかったように感じました。日々の学級運営の積み重ねの成果を7月に見られるというのは、すごく素敵だなと感じました。ありがとうございます。
公開授業<第2学年>質疑
日付: 2021年11月18日
投稿者: 藤永啓吾
件名: 山口大学教育学部附属光中学校
日付: 2021年11月25日
投稿者: 川上悠
件名: Re:山口大学教育学部附属光中学校
① 拍手について
本校では話し合い活動で発表時には拍手を送るということを推奨しています。「答えてくれたことに、皆で賞賛、承認する雰囲気をだすし、自己肯定感を高める」ことが目的ですが、場合によっては形式的にみえることもあると思います。
今後も様々なご意見を参考に工夫していきたいと思います。
② 主題名について
本校では道徳の授業では主題を板書し明確にするとしています。場合によっては「授業の最初」に、ときには「授業の途中」で板書しますが、その必要性は時折議論されるところです。また、ご指摘のとおり、言葉の意味を理解しているかを考えるとその必要性も考えさせられました。
③ 「子ども自身が授業で作る問い」について
道徳の授業を考えるとき、中心発問、などねらいに導く発問を考えがちですが、「子ども自身が授業で創る問い」大変興味深いご意見だと感じました。
④ グループ活動について
道徳の授業の課題として、議論する道徳を目指しています。
特別な場合を除き、毎授業で話し合い活動を組み入れ、「他者の考えを踏まえ、自分の考えを再構成させる。」活動を行っています。
日付: 2021年11月26日
投稿者: 藤永啓吾
件名: 山口大学教育学部附属光中学校
ご丁寧にご返信賜り心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
ぜひ共に学ぶ機会が叶えば幸いと感じております。
日付: 2021年11月17日
投稿者: 三原隆行
件名: 広島県黒瀬中学校
生徒たちの発言の中に「語り」になっているものが多々あり本当に感心しました。日頃から素晴らしい生徒さんたちを育てられていることに感動しました。
本時の道徳の授業にたいして意見を書かせていただきます。一つの意見としてみてください。
「思いやりへの感謝」というねらいは,少し難しいのかなと感じました。この資料の内容だと,くだもの屋のさりげない思いやりが少女に伝わり,少女も感謝の念を持つ。くだもの屋の思いを知ってさらに心があたたまる。だからこそ,少女は友達への何よりの「みやげ話」と考えたのだと思います。
「日常の中で感謝の念をもつ」「人々に対しての思いやりの心をもつ」といったあたりをねらいとしたほうが,もっと深められたのかなと思いまいした。
日付: 2021年11月25日
投稿者: 川上悠
件名: Re:広島県黒瀬中学校
⑤ 思いやりへの感謝
本時の授業は「くだもの屋さんのような“さりげない思いやり”に気づくには?」という、敢えて難しい課題を設定し、教師も生徒も一緒に主題について考えていくことに充実感を持てる授業をねらいとしています。発問が難しすぎて生徒が困惑してしまわないか、意見が出るかなど不安要素はありましたが、2回の検証授業を通して手応えを感じる授業展開でしたので、本時でもこのような発問を設定して授業を実践しました。ご指摘のように「思いやりへの感謝」という難しい主題について生徒に考えさせたい場合、本時の授業ではもう少し発問を工夫する余地があったのではないかと思いました。今後の課題として研究に励みたいです。大変貴重なご意見ありがとうございました。
日付: 2021年11月16日
投稿者: 葛西 良子
件名: 青森県八戸市立豊崎中学校
テーマの核心を突いた生徒のみなさんの発言が多く見られ、
日々の積み重ねによる心の成長を感じました。
「そもそも、思いやりは直接伝えないと意味がないのか」という疑問が私の中に湧いてきたのですが、生徒さんの中にもそのことについて意見を述べてくれた子がいてとても感心しました。
「大統領や自衛隊の方に感謝を伝えるのは難しい、だから日々自分の身近な人に返していきたい。」その視点が素晴らしいと思いました。
(pay it forwardの考え方ですね、直接ではなく、他の人に返していってゆくゆくは世界全体がよくなっていくという。「恩返し」という考え。)
また、「自分がおもいやりのある行動をすることで、おもいやりに気付けるようになる。」この子の発表にも感動しました。
彼らのそういう視点を拾い、そのことについて突っ込んで深めていくともっと話合いが盛り上がったかなと思って見ていました。
実際に沖縄に行って、授業を拝見したかったです。
日付: 2021年11月25日
投稿者: 川上悠
件名: Re:青森県八戸市立豊崎中学校
お忙しい中、大変貴重なご意見ありがとうございました。頂いたご意見を参考にして、今後も道徳の授業の充実に努めて参りたいと思います。
日付: 2021年11月15日
投稿者: 井上 賢一
件名: 山形県山形市立第三中学校
「子どもの考えを引き出す発問」
道徳の授業では、教師が想定した考えを発言してくれると、つい喜んで引き受けてしまい、子どもたちの考えがそれ以上に深まらないことがあります。本時の授業では、先生が幾度か「問い返し」の発問により、生徒の考えと言葉を引き出していらっしゃいました。基本的な技術なのかも知れませんが、なかなかやり切ることが難しいと感じています。日頃の授業の成果だと拝察いたしますが、大変参考になりました。
ありがとうございました。
日付: 2021年11月25日
投稿者: 川上悠
件名: Re:山形県山形市立第三中学校
お忙しい中、大変貴重なご意見ありがとうございました。頂いたご意見を参考にして、今後も道徳の授業の充実に努めて参りたいと思います。